蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】
追いかけていった先に見えたのは、梨香と2人の若い男。


嫌がる梨香の両手首を掴んでいた。




梨香に、何する気だよ!?



「その手を離せ!」


僕がそう叫ぶと、男の1人が殴りかかってきた。





それをかわしてアッパーをお見舞いし、もう1人の男の顔面にもパンチを喰らわせる。




男たちは、ナイフを手にした。



僕は、近くに転がっていた木の棒を拾い上げる。





「梨香、隠れていろ。」



物陰に梨香を隠している間に、ナイフはすぐ側まで迫っていた。




よけたものの、右の頬を少し切られた。




僕は拾い上げた棒を構える。


剣道5段…この腕にかけて、梨香に手出ししようとしたことを、死ぬほど後悔させてやろうか…。









 
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