蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】
バレンタインデイの朝、男子に見つからないようトリュフ箱にチョコを詰める。


上段には出席番号の早い方から7人、下段には残り7人がランダムに入れる。


クラスの女子14人がランダムに入れたら確率は14分の1だけど、半分ずつ区切っておけば確率は7分の1になるから当たりやすいだろう。




HR中に女子のクラス委員が教壇に登って、チョコ当て企画について説明を始めると男子が盛り上がった。



その場にいた坂下・蒼の両先生も参加していると、教室の扉が開いた。


「何の騒ぎだ?」


教頭先生だった。



生徒の間じゃ頭がカタイで有名だから、チョコ没収されちゃうかな?



坂下先生が、教頭先生と何やら話している。



教頭先生は、ため息をつくと


「あまり騒がないように。」


とだけ言って、出て行った。



「教頭先生は甘党ですので、アトでこの箱詰めのチョコレートを渡しておいてください。」


坂下先生、買収…したみたい。



男子たちの予想が終わり、結果発表。



多少ヒントを与えたこともあり、平均6~7個の正解率。



すごかったのは坂下先生で、全部当てた。


さすが、不敗神話ギャンブラー!



余ったチョコは、女子だけで品評会しながら食べた。






  
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