蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】
ナイショの外泊
梨香サイド 1
GW明けの土曜日は、蒼先生の誕生日。
部活の後、一旦帰ってケーキを作る。
ケーキと夕飯の材料を持って、家を出た。
今日はアンジェの部屋に泊まることにしてあるので、ばあやは快く見送ってくれた。
ウソついていることに、罪悪感はあるけど…。
夕焼け空の下、いつもの待ち合わせ場所の公園にいると、10分もしないうちに見慣れた車が到着した。
人に見咎められないよう助手席に乗り込むと、車はすぐに発車した。
いつもたくさんお喋りするけど、今日は静か。
私は、今日泊まることをどうやって切り出そうかと考えていたので、蒼先生が黙って運転していることを不思議には思わなかった。
そんな中、いきなりクラクションを鳴らされた。
「あ…悪い。」
信号待ちで車を停めていたのだけど、青に変わっても動き出さないこの車に対し、後続からクラクションを鳴らされたようだ。
蒼先生が運転中にぼーっとしてるなんて…なんか、変。
部屋に着いてすぐ、冷蔵庫にケーキを入れる。
ご飯は、前もって炊いてもらうように蒼先生にお願いしてる。
んー、ちゃんとできてるみたい。
エプロンを着けると、食事の準備に取り掛かる。
殆ど準備できたところで、あとはお肉を焼くだけ…。
「先生、焼き加減どうなさいますか?」
「おぉーっ、ステーキだぁ!
焼き加減は、ミディアムが良いな。」
ティータイムの飲み物の好みは違うけど、ステーキの焼き加減の好みは一緒。
共通点を見つけると何か嬉しいね…なんて思いながら、焼く。
ローテーブルに夕食を並べて、一緒に食べる。
「美味しいね、料理の天才だ。」
そんなに誉められたら、照れちゃうな。
部活の後、一旦帰ってケーキを作る。
ケーキと夕飯の材料を持って、家を出た。
今日はアンジェの部屋に泊まることにしてあるので、ばあやは快く見送ってくれた。
ウソついていることに、罪悪感はあるけど…。
夕焼け空の下、いつもの待ち合わせ場所の公園にいると、10分もしないうちに見慣れた車が到着した。
人に見咎められないよう助手席に乗り込むと、車はすぐに発車した。
いつもたくさんお喋りするけど、今日は静か。
私は、今日泊まることをどうやって切り出そうかと考えていたので、蒼先生が黙って運転していることを不思議には思わなかった。
そんな中、いきなりクラクションを鳴らされた。
「あ…悪い。」
信号待ちで車を停めていたのだけど、青に変わっても動き出さないこの車に対し、後続からクラクションを鳴らされたようだ。
蒼先生が運転中にぼーっとしてるなんて…なんか、変。
部屋に着いてすぐ、冷蔵庫にケーキを入れる。
ご飯は、前もって炊いてもらうように蒼先生にお願いしてる。
んー、ちゃんとできてるみたい。
エプロンを着けると、食事の準備に取り掛かる。
殆ど準備できたところで、あとはお肉を焼くだけ…。
「先生、焼き加減どうなさいますか?」
「おぉーっ、ステーキだぁ!
焼き加減は、ミディアムが良いな。」
ティータイムの飲み物の好みは違うけど、ステーキの焼き加減の好みは一緒。
共通点を見つけると何か嬉しいね…なんて思いながら、焼く。
ローテーブルに夕食を並べて、一緒に食べる。
「美味しいね、料理の天才だ。」
そんなに誉められたら、照れちゃうな。