蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】
三者面談
梨香サイド 1
中間考査後、進路について面談を行った。
通常は保護者を交えて行うのだけど、後見人とは名ばかりの叔父ではあてにならない私は二者面談といったところだ。
「リコは、蒼が保護者兼ねてるでしょ?」
同じく、二者面談になったアンジェに言われた。
もう、蒼先生は彼氏であってパパじゃないってばー!
あれ?
面談って、坂下先生が行うんじゃないの?
面談の日、教室には坂下・蒼の両先生がいた。
私が着席すると、坂下先生が口を開いた。
「余合さんは、経済学部への進学を希望していましたね。」
「経済学部は、やめました。」
蒼先生が目を見開く。
そんな話聞いてないっていうのが分かるくらいだ。
「どうされるおつもりですか?」
「お料理好きなので、それが生かせる仕事に就こうかな…というくらいにしか考えていません。」
坂下先生は私の話を聞くと
「資料を取りに行ってきます。」
とだけ言い残し、教室を出た。
通常は保護者を交えて行うのだけど、後見人とは名ばかりの叔父ではあてにならない私は二者面談といったところだ。
「リコは、蒼が保護者兼ねてるでしょ?」
同じく、二者面談になったアンジェに言われた。
もう、蒼先生は彼氏であってパパじゃないってばー!
あれ?
面談って、坂下先生が行うんじゃないの?
面談の日、教室には坂下・蒼の両先生がいた。
私が着席すると、坂下先生が口を開いた。
「余合さんは、経済学部への進学を希望していましたね。」
「経済学部は、やめました。」
蒼先生が目を見開く。
そんな話聞いてないっていうのが分かるくらいだ。
「どうされるおつもりですか?」
「お料理好きなので、それが生かせる仕事に就こうかな…というくらいにしか考えていません。」
坂下先生は私の話を聞くと
「資料を取りに行ってきます。」
とだけ言い残し、教室を出た。