蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】
文化祭
梨香サイド 1
文化祭1日目、アンジェがお父様と校内を回ると聞いた。
普段はイギリスにいるお父様だから、模擬店の当番を抜けることを反対したくはないけれど…。
ドラキュラ役、どうするの!?
「僕が、代わりにすることになったんだ。」
その声に振り向くと、既にドラキュラの扮装をした蒼先生が立っていた。
目にはカラーコンタクトが入っていて、光の加減で金色に見える瞳…。
カッコイイけど…。
「日光が似合うドラキュラなんて、いないわよ。」
私は、笑いながら言った。
時間になったので、持ち場につく。
私はドラキュラに血を吸われる役なので、お客さんが来たら倒れるだけ。
マットをひいてあるとはいえ、倒れた時の衝撃は…少し痛い。
「じゃあ、昨日の貰い損ねたご褒美も兼ねて、痛みを紛らわせようか?」
蒼先生が、ニヤリと笑った。
え?と思っているうちに、次のお客さんが入ってきた。
蒼先生は首筋に噛み付くフリを…否、本当に唇を押し付けた。
ちょっ…人前で、そんなコト…。
蒼先生にキスされ、ぼうっとなった私は、足元から崩れるように倒れこむ。
痛くは、なかった。
お客さんが行った後
「今の演技、良かったよ。」
なんて言われた。
今の、演技じゃないんだけど?
「今日はあと何回、梨香の首筋にキスできるかなー?」
もう、蒼先生ってば…。
声が抑えられなくなったら、どうするのよー。
しばらくして、もう1人ドラキュラの扮装をした人が姿を見せた。
普段と雰囲気違うけど、誰なのかはすぐに分かった。
「アンジェのために、びっくり企画ってとこだよ。」
蒼先生はそう言うけど、内部を知っているアンジェがここに来るの?
普段はイギリスにいるお父様だから、模擬店の当番を抜けることを反対したくはないけれど…。
ドラキュラ役、どうするの!?
「僕が、代わりにすることになったんだ。」
その声に振り向くと、既にドラキュラの扮装をした蒼先生が立っていた。
目にはカラーコンタクトが入っていて、光の加減で金色に見える瞳…。
カッコイイけど…。
「日光が似合うドラキュラなんて、いないわよ。」
私は、笑いながら言った。
時間になったので、持ち場につく。
私はドラキュラに血を吸われる役なので、お客さんが来たら倒れるだけ。
マットをひいてあるとはいえ、倒れた時の衝撃は…少し痛い。
「じゃあ、昨日の貰い損ねたご褒美も兼ねて、痛みを紛らわせようか?」
蒼先生が、ニヤリと笑った。
え?と思っているうちに、次のお客さんが入ってきた。
蒼先生は首筋に噛み付くフリを…否、本当に唇を押し付けた。
ちょっ…人前で、そんなコト…。
蒼先生にキスされ、ぼうっとなった私は、足元から崩れるように倒れこむ。
痛くは、なかった。
お客さんが行った後
「今の演技、良かったよ。」
なんて言われた。
今の、演技じゃないんだけど?
「今日はあと何回、梨香の首筋にキスできるかなー?」
もう、蒼先生ってば…。
声が抑えられなくなったら、どうするのよー。
しばらくして、もう1人ドラキュラの扮装をした人が姿を見せた。
普段と雰囲気違うけど、誰なのかはすぐに分かった。
「アンジェのために、びっくり企画ってとこだよ。」
蒼先生はそう言うけど、内部を知っているアンジェがここに来るの?