蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】
HR後、蒼先生に呼ばれて数学科教材室に向かった。
「坂下先生のお見舞い、入院してから早いうちに1回だけ行っておいで。」
「1回って…何回も行っちゃダメってこと?」
「坂下先生には、受験のことで気遣うことなく、治療に専念して欲しいんだよ。
僕からもクラスのみんなには言うけど、またお見舞いに行こうって話が出たら止めてくれないか?」
「うん…、分かった。」
「それと、来週のデートと初詣、キャンセルするから…ごめんな。」
「えぇーっ!私、楽しみにしてたんだよ?」
「知ってる、だから…ゴメン。」
「何で?」
「坂下先生の代わりを務めるのに、勉強しなきゃいけないことが山ほどあるんだ。
それに梨香だって受験生なんだから、勉強しなきゃマズイんじゃないのか?」
私はデートっていうご褒美があるから、勉強も頑張れるのに…。
ご褒美なくなっちゃったら、頑張れないよぉ~。
でも、お仕事の邪魔したら彼女失格だよね…。
ガマンしなきゃ…。
「バレンタインデーのころには梨香の受験も終わってるし、お部屋デートしようか。」
「先生のお仕事、忙しいんじゃないの?」
「梨香、ご褒美ないと頑張れないだろ?」
「どうして分かったの?」
「顔に書いてある。」
そう言って、蒼先生は私の頭を撫でた。
そして、いつも学校じゃキスしないのに、今日だけ特別に頬にキスしてくれた。
「しばらく構ってあげられないから、罪滅ぼし…ってとこかな。」
「坂下先生のお見舞い、入院してから早いうちに1回だけ行っておいで。」
「1回って…何回も行っちゃダメってこと?」
「坂下先生には、受験のことで気遣うことなく、治療に専念して欲しいんだよ。
僕からもクラスのみんなには言うけど、またお見舞いに行こうって話が出たら止めてくれないか?」
「うん…、分かった。」
「それと、来週のデートと初詣、キャンセルするから…ごめんな。」
「えぇーっ!私、楽しみにしてたんだよ?」
「知ってる、だから…ゴメン。」
「何で?」
「坂下先生の代わりを務めるのに、勉強しなきゃいけないことが山ほどあるんだ。
それに梨香だって受験生なんだから、勉強しなきゃマズイんじゃないのか?」
私はデートっていうご褒美があるから、勉強も頑張れるのに…。
ご褒美なくなっちゃったら、頑張れないよぉ~。
でも、お仕事の邪魔したら彼女失格だよね…。
ガマンしなきゃ…。
「バレンタインデーのころには梨香の受験も終わってるし、お部屋デートしようか。」
「先生のお仕事、忙しいんじゃないの?」
「梨香、ご褒美ないと頑張れないだろ?」
「どうして分かったの?」
「顔に書いてある。」
そう言って、蒼先生は私の頭を撫でた。
そして、いつも学校じゃキスしないのに、今日だけ特別に頬にキスしてくれた。
「しばらく構ってあげられないから、罪滅ぼし…ってとこかな。」