蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】
蒼サイド 1
目を覚ますと、ふかふかのカーペットに寝転がっていた。
手首を縛られ、ご丁寧に足枷まである…まるで捕虜みたいだ。
周りを見渡すと、部屋には高級家具があり、ドアは頑丈そうだ。
この部屋には、見覚えがあった。
ソファに優雅に座っている女を見て、捕虜みたいなんかじゃなく…捕虜なんだと気がついた。
「久しぶりね、気分はどう?」
僕によく似た顔の女が、話しかけた。
…訂正、僕がこの女に似ているんだ。
この女が嫌いだから、自分の顔も嫌い。
「これが夢ならすぐに目覚めたい程、最悪だな。」
「手荒な真似して、ごめんなさいね。
でも、あなたはこうでもしないと戻って来ないでしょ?」
「戻る気が無いから、無理やり連れ戻したワケか。」
「この家の女主人であり続けるには、柾樹がいないと都合が悪いのよ。」
「自分の都合ね…。
僕は、アンタのペットに成り下がる気はない。」
「まぁ、母親に対する口のききかたじゃないわね。
あ、住んでたところと職場は始末しておいたわ。」
何てこと、してくれたんだ!
そんな時、僕の携帯が鳴った。
この着信音は、梨香だ。
今日はデートだったのに…ゴメン、梨香。
手首を縛られ、ご丁寧に足枷まである…まるで捕虜みたいだ。
周りを見渡すと、部屋には高級家具があり、ドアは頑丈そうだ。
この部屋には、見覚えがあった。
ソファに優雅に座っている女を見て、捕虜みたいなんかじゃなく…捕虜なんだと気がついた。
「久しぶりね、気分はどう?」
僕によく似た顔の女が、話しかけた。
…訂正、僕がこの女に似ているんだ。
この女が嫌いだから、自分の顔も嫌い。
「これが夢ならすぐに目覚めたい程、最悪だな。」
「手荒な真似して、ごめんなさいね。
でも、あなたはこうでもしないと戻って来ないでしょ?」
「戻る気が無いから、無理やり連れ戻したワケか。」
「この家の女主人であり続けるには、柾樹がいないと都合が悪いのよ。」
「自分の都合ね…。
僕は、アンタのペットに成り下がる気はない。」
「まぁ、母親に対する口のききかたじゃないわね。
あ、住んでたところと職場は始末しておいたわ。」
何てこと、してくれたんだ!
そんな時、僕の携帯が鳴った。
この着信音は、梨香だ。
今日はデートだったのに…ゴメン、梨香。