蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】
「これ、楔先輩から預かった。」
哲也はそう言って、和紙で作られた袋を僕に渡した。
梨香の髪を入れた封筒は、松戸に破かれたんだったな…。
渡された袋は、髪の束を入れるのに丁度良かった。
「自分で渡せばいいのに、松戸先生と従妹だから顔を会わせるのも嫌だろうって…。」
「気、遣い過ぎだな…。
松戸と足して2で割ったら、丁度良いのに。」
「柾樹兄さん、良かったらその髪の人の話…聞かせてよ。」
哲也に言われ、梨香のことを話した。
僕にとって、彼女は今でも大事な女性だってことを…。
話し終えた僕に、哲也が言う。
「せめて、アンジェって人にそのことが伝えられたら良いね…。」
「そうだな…。」
梨香にはもう逢えないけど、アンジェにはもう一度会って話をしたい…。
心から、そう願った。
哲也はそう言って、和紙で作られた袋を僕に渡した。
梨香の髪を入れた封筒は、松戸に破かれたんだったな…。
渡された袋は、髪の束を入れるのに丁度良かった。
「自分で渡せばいいのに、松戸先生と従妹だから顔を会わせるのも嫌だろうって…。」
「気、遣い過ぎだな…。
松戸と足して2で割ったら、丁度良いのに。」
「柾樹兄さん、良かったらその髪の人の話…聞かせてよ。」
哲也に言われ、梨香のことを話した。
僕にとって、彼女は今でも大事な女性だってことを…。
話し終えた僕に、哲也が言う。
「せめて、アンジェって人にそのことが伝えられたら良いね…。」
「そうだな…。」
梨香にはもう逢えないけど、アンジェにはもう一度会って話をしたい…。
心から、そう願った。