蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】
「他に、好きな奴でもできた?」
「そう、思ってくださっても…結構です。」
私が好きなのは、蒼先生だけ…。
しかし、自分がしたことを知られて軽蔑されるくらいなら…それでもいいと思った。
「コレを身に着けておいて、そうだと言うのか?」
蒼先生は、私の左手を取った。
薬指には、卒業式の日に貰った指輪が輝いていた。
確かに、これを身に着けておいて、他に好きな人がいます…は無いよね。
ここで逃げ出したところで、逃げ切れるとは思えない。
何も言わずにおくことができないものかと考えていると、携帯にメールが入った。
アンジェから…だった。
-------
このままじゃ、先に進めないよ。
リコだけならともかく、蒼も道連れにする気?
好きな人にそんな思いさせて、平気なの?
-------
平気じゃ…ないよ。
でも…。
「梨香、どうして会わす顔が無いなんて言うのか…ちゃんと話してくれる?」
私の左手を握りしめ、蒼先生が優しく問いかけた。
もう手詰まり…。
話すしか、ないよね。
蒼先生が私に失望して嫌いになっても、仕方ない。
私はそれだけのこと、したんだもの…。
「そう、思ってくださっても…結構です。」
私が好きなのは、蒼先生だけ…。
しかし、自分がしたことを知られて軽蔑されるくらいなら…それでもいいと思った。
「コレを身に着けておいて、そうだと言うのか?」
蒼先生は、私の左手を取った。
薬指には、卒業式の日に貰った指輪が輝いていた。
確かに、これを身に着けておいて、他に好きな人がいます…は無いよね。
ここで逃げ出したところで、逃げ切れるとは思えない。
何も言わずにおくことができないものかと考えていると、携帯にメールが入った。
アンジェから…だった。
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このままじゃ、先に進めないよ。
リコだけならともかく、蒼も道連れにする気?
好きな人にそんな思いさせて、平気なの?
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平気じゃ…ないよ。
でも…。
「梨香、どうして会わす顔が無いなんて言うのか…ちゃんと話してくれる?」
私の左手を握りしめ、蒼先生が優しく問いかけた。
もう手詰まり…。
話すしか、ないよね。
蒼先生が私に失望して嫌いになっても、仕方ない。
私はそれだけのこと、したんだもの…。