蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】
バレンタインの告白
梨香サイド 1
立春を過ぎたというのに雪が舞った日、武道場へ向かう私を、部活を引退した3年の先輩たちが呼び止めた。
「14日、1・2年と試合することにしたから。」
「わざわざ14日にした理由、分かるよね?」
「チョコレート、ヨロシク!」
あ…、3年生どころか、危うく現役の部員たちの分も忘れるとこだった。
チョコをねだった先輩たちに感謝!
「剣道部の奴らって、図々しいわね…。」
「アンジェったら、相変わらず男子には手厳しいのね。」
「リコに変な虫、つけたくない。」
アンジェって…男嫌い、なのかな?
彼女と話をしていると、そう思うときがある。
「バレンタインチョコは、アンジェのも作ってくるね。」
「リコ、ホントいい子ねー。」
アンジェはそう言うと、私を羽交い締めにして頭をなでた。
バレンタインといえば、気にかかるのは本命チョコ…。
蒼先生には、どうしようかな?
好きなんて言ったら迷惑だろうし、受け取ってもらえるか分からないし…。
「14日、1・2年と試合することにしたから。」
「わざわざ14日にした理由、分かるよね?」
「チョコレート、ヨロシク!」
あ…、3年生どころか、危うく現役の部員たちの分も忘れるとこだった。
チョコをねだった先輩たちに感謝!
「剣道部の奴らって、図々しいわね…。」
「アンジェったら、相変わらず男子には手厳しいのね。」
「リコに変な虫、つけたくない。」
アンジェって…男嫌い、なのかな?
彼女と話をしていると、そう思うときがある。
「バレンタインチョコは、アンジェのも作ってくるね。」
「リコ、ホントいい子ねー。」
アンジェはそう言うと、私を羽交い締めにして頭をなでた。
バレンタインといえば、気にかかるのは本命チョコ…。
蒼先生には、どうしようかな?
好きなんて言ったら迷惑だろうし、受け取ってもらえるか分からないし…。