蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】
バレンタイン以降、私は前みたいに蒼先生と話すことができなくなった。
元々、自分から話しかけることなんて、できなかった私。
それでも、部活の時とアンジェを交えての会話は、よくしていた。
今じゃ、それさえもできないでいる。
こんなことなら、好きなんて伝えなければ良かった…。
そんなある日、私は坂下先生に指導室へ呼び出された。
「最近の余合さんは、授業に集中できていないようですね。
何か、ありましたか?」
ここのところ、授業中にぼーっとしていて、先生方からよく注意を受けている。
その回数の多さに、坂下先生が気にかけてくださったのだと思う。
「いえ、特には…」
私は、坂下先生にウソをついた。
「そうですか。
学年末考査も近いので、授業はきちんと受けてください。」
「はい、申し訳ございませんでした…。」
一礼し、部屋を出ようとした私に、坂下先生が声をかけた。
「蒼先生が、心配していましたよ。」
蒼先生が?
そう思ったとたん、顔が火照ってきた。
多分、顔真っ赤だよね…。
坂下先生にそれを見られないように俯き、部屋を出た。
元々、自分から話しかけることなんて、できなかった私。
それでも、部活の時とアンジェを交えての会話は、よくしていた。
今じゃ、それさえもできないでいる。
こんなことなら、好きなんて伝えなければ良かった…。
そんなある日、私は坂下先生に指導室へ呼び出された。
「最近の余合さんは、授業に集中できていないようですね。
何か、ありましたか?」
ここのところ、授業中にぼーっとしていて、先生方からよく注意を受けている。
その回数の多さに、坂下先生が気にかけてくださったのだと思う。
「いえ、特には…」
私は、坂下先生にウソをついた。
「そうですか。
学年末考査も近いので、授業はきちんと受けてください。」
「はい、申し訳ございませんでした…。」
一礼し、部屋を出ようとした私に、坂下先生が声をかけた。
「蒼先生が、心配していましたよ。」
蒼先生が?
そう思ったとたん、顔が火照ってきた。
多分、顔真っ赤だよね…。
坂下先生にそれを見られないように俯き、部屋を出た。