蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】
教室に入ったら、いきなりキレイな女子数人に話しかけられた。


1年の時は、話しかけてくれる子なんていなかったから嬉しかった。



彼女たちは、アンジェに


「私たちも、アンジェって呼んで良い?」


って聞いていた。


アンジェにしてみれば、苗字で呼ばれるのは嫌いだから大歓迎ってとこだろう。



アンジェが私に耳打ちする。


「このクラスなら、みんなと仲良くやっていけそうだね。」


私もそう思ったけど、気になるのは女子の顔ぶれ…。



キレイな子ばかりだから、蒼先生が目移りしないか心配だよ。





みんなとお喋りしていたら、坂下先生が入ってきた。


「坂下先生が担任で嬉しいでーす。」


誰かがそう言ったのを皮切りに、拍手が起こった。


何せ、尊敬する先生No.1(新聞部調査による)だもんね。



「そう喜んでいただけると、私も嬉しいですよ。」


「副担任、誰ですか?」


みんなで副担任になりそうな先生の名前を、何人か挙げて聞いていく。






 
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