蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】
教室に戻ると、坂下・蒼の両先生がすぐに入ってきた。


先生方の挨拶と、簡単な自己紹介をして、今日のHRは終了。










「蒼先生の挨拶、良かったなぁー。」


「リコ、それは彼女の欲目じゃないの?

坂下の挨拶の方が良いコト言ってたよ。」


「もうアンジェったら、ベテランの坂下先生と比べないでよ…。」


「はいはい…。

で、今から蒼のとこ行くんでしょ?」


「うん、だから一緒に帰れなくてゴメンね。」


私はそう言うと、屋上前の扉から数学科教材室へ移動した。




今日は午前で終わりなので、お昼には生徒の出入りどころか、他の先生方も数学科教材室にはいなかった。







   
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