蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】
蒼サイド 1
「梨香、待ってた。」
僕は梨香の手を取って、応接用ソファに並んで座る。
「先生、HRでの挨拶すごく良かったよ。」
ニコニコしながら、梨香は誉めてくれた。
何言おうか、一所懸命考えた甲斐があった。
「坂下先生は及第点くれたけど、あの人に比べたらまだまだ…なんだけどね。」
「すごーい、坂下先生にも誉められたんだー。
昨年は、注意されてばかりだったのにね。」
「入学式のこと、まだ覚えてたのか?」
まいったな…なんて思いながら髪をかきあげると、隣で梨香が笑っていた。
「アンジェも、坂下先生の挨拶の方が良いって。」
「アンジェが?」
あいつは坂下先生のこと、苦手にしていたんじゃないのか?
箝口令がしかれているが、過去に坂下先生をカミソリで切った…こともある。
だから、坂下HRでアンジェを受け入れると決まった時、僕がアンジェの面倒をみるものだと…思ってた。
僕は梨香の手を取って、応接用ソファに並んで座る。
「先生、HRでの挨拶すごく良かったよ。」
ニコニコしながら、梨香は誉めてくれた。
何言おうか、一所懸命考えた甲斐があった。
「坂下先生は及第点くれたけど、あの人に比べたらまだまだ…なんだけどね。」
「すごーい、坂下先生にも誉められたんだー。
昨年は、注意されてばかりだったのにね。」
「入学式のこと、まだ覚えてたのか?」
まいったな…なんて思いながら髪をかきあげると、隣で梨香が笑っていた。
「アンジェも、坂下先生の挨拶の方が良いって。」
「アンジェが?」
あいつは坂下先生のこと、苦手にしていたんじゃないのか?
箝口令がしかれているが、過去に坂下先生をカミソリで切った…こともある。
だから、坂下HRでアンジェを受け入れると決まった時、僕がアンジェの面倒をみるものだと…思ってた。