蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】
ファーストキス
梨香サイド 1
5月中旬の日曜日、蒼先生とマチネーのクラシックコンサートに出かけた。
「頭の良くなるクラシック曲もあるというから、聴いて中間考査に備えたらどうだ?」
蒼先生に、そう言われた。
余計なお世話です。
…なんて言えるほど成績が良いわけではないので、黙って一緒について行く。
襟に白いレースがついた紺のワンピースを着て、長い髪は結ばずに毛先だけ巻いてみた。
この前よりは、大人っぽくなれたかな?
本当は、お化粧をアンジェに教えてもらおうとしたら
「無理に大人っぽく見せてもね…、リコには不要。」
なんて言われた。
それでも、ピンクの色付きリップをつけていくことにした。
この前のデートで待ち合わせた公園前で、車に乗り込む。
蒼先生は、利休鼠のスーツを着ていた。
紺じゃなくて、もっと華やかな色が良かったかな?
同年代の男子とデートしたこともないので何とも言えないけど、大人の男性とのデートって服選びが大変…。
「頭の良くなるクラシック曲もあるというから、聴いて中間考査に備えたらどうだ?」
蒼先生に、そう言われた。
余計なお世話です。
…なんて言えるほど成績が良いわけではないので、黙って一緒について行く。
襟に白いレースがついた紺のワンピースを着て、長い髪は結ばずに毛先だけ巻いてみた。
この前よりは、大人っぽくなれたかな?
本当は、お化粧をアンジェに教えてもらおうとしたら
「無理に大人っぽく見せてもね…、リコには不要。」
なんて言われた。
それでも、ピンクの色付きリップをつけていくことにした。
この前のデートで待ち合わせた公園前で、車に乗り込む。
蒼先生は、利休鼠のスーツを着ていた。
紺じゃなくて、もっと華やかな色が良かったかな?
同年代の男子とデートしたこともないので何とも言えないけど、大人の男性とのデートって服選びが大変…。