蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】
私は、猫パンチを再開する。



「うん、だから…ゴメン。」


蒼先生が、俯いた。








しばらくして


「梨香、いつまで叩く気?

どうしたら、機嫌直してくれる?」


「機嫌なんて…直んないもん。

お部屋に呼んでくれなきゃ…、今ここでキスしてくれなきゃ…」




あ、今…ものすごく無理なこと言った。




ウチの学校の女子生徒がアパートの周りうろついていることも、学校ではキスしないって決めていることも、私は分かっている筈なのに…。




私、なんでこんなことしちゃうんだろ?


こんなワガママな彼女、要らないって言われちゃう…?




おそるおそる蒼先生を見たら、困ったような顔してた。









  
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