この声が届くことはもう…。

昔の友人



「えっ何?忘れた?」

すんごいフシギーな顔で見られた。

「いや…誰?」

こっちも負けじと、
すんごいフシギーな顔で返した。


「~君のことを想い続けるたびに
何度も思い知らされる

この宙(そら)に誓った言葉
忘れたわけじゃないけれど

そっと零れるこの想い

胸の奥が焼ける――

――愛してる

そう告げた時に
もっと辛くなったよねと
刻まれた傷が開く

私は平気、心配ないから

いつまでも待ってるから~」


――――歌…?

何こいつ?
いきなり隣で歌い始めたよ…。

「ぁ…」

懐かしい感じ。
この曲知ってる……。


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