跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~
いつもと変わらないオフィスの日常が始まった。
「いってきます」
朝から和也は外回りで黄田川さんと外出。
私は軽く手を振って、二人の姿を見送った。
「あのう・・・」
豊かな黒髪に白い真珠のような肌。
バイオリンケースを持った女性が受付け席を訪ねてきた。
「あなたは…笹沼さんのお嬢さんの舞子(マイコ)さん?」
「あなたは母をご存知なんですか?」
「氷見流全派の『花鳥会』の研究会でお世話になってます…柏木と言います…舞子さんの顔も拝見した事あります」
「『花鳥会』ですか…私は緑川派ですが・・・柏木さんは?」
「本家です…」
「…」
私には入れない二人の世界。
「いってきます」
朝から和也は外回りで黄田川さんと外出。
私は軽く手を振って、二人の姿を見送った。
「あのう・・・」
豊かな黒髪に白い真珠のような肌。
バイオリンケースを持った女性が受付け席を訪ねてきた。
「あなたは…笹沼さんのお嬢さんの舞子(マイコ)さん?」
「あなたは母をご存知なんですか?」
「氷見流全派の『花鳥会』の研究会でお世話になってます…柏木と言います…舞子さんの顔も拝見した事あります」
「『花鳥会』ですか…私は緑川派ですが・・・柏木さんは?」
「本家です…」
「…」
私には入れない二人の世界。