跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~

ー桃side-

和也の個人レッスンにドキドキしながら、部屋に。



ちゃんとリビングのテーブルには花器、花材、ハサミが用意されていた。



季節感感じる花材。



薄に小菊、桔梗…私にも馴染みのある花々だった。



でも、いきなり、剣山で指を刺してしまった。

飛んだ失態…


私の指の手当をしてくれる和也。


指の傷口から滲み出す血。


和也は私の指を唇に優しく挟み、血を吸い上げる。



「か、和也っ!!?」


「桃の血…甘い…」





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