跡目の花嫁さん～家元若旦那の極上のキス～

「美味い…」


和也は美味しそうに、ブロッコリーにバーニャカウダをつけて、食べる。



「よかったぁー。初めて作った料理なの…」



「それって俺が毒見したみたいじゃん。普通…初めての料理をパーティ料理に選ぶか？」



「・・・」


最近、和也…口がキツくなってきた。
基本は優しいんだけど時々Sの部分を見せるようになった。



「最近…和也…イジワルだよーっ」


「桃だって言うじゃん」



「私は別に…」



最初に見えなかった部分が見えてきたのはそれだけ親密になった証。



「そうだ・・・これ」



私は椅子から立ち上がり、リビングのソファーの置いたクリスマスプレゼントを和也に渡した。