跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~
昼からは、皆で観光バスをチャーターしてホテルへ移動。



私のいた世界と和也のいる世界の違いは半端でない。



でも、和也と和也の両親は私をとっても大切にしてくれた。



私は和也の隣を歩きながら、門下生全員に挨拶回り。



男性の方は稀で、ほとんどが私の母親と同じぐらいかそれ以上の年配の女性。



「!?」



門下生の中に見た事のなる顔が…

ーーーーー笹沼さんだった。

娘の舞子さんが隣に立っていた。


赤い手鞠模様が可愛い振袖姿。

舞子さん、私よりも着物姿が似合っている。







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