跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~
嗣成さん、俺の顔を見て、嫌な笑みを浮かべる。

ワザとかよっ!?


「桃さん、生花の経験は?」


「最近、和也さんの指導の元…習い始めたばかりで…」

「和也に習ってるのか?こいつ…センスないぞっ。俺に習え。俺なら手とり足取り、教えてやるぞ…」



嗣成さん、婚約者の俺の前で、桃を口説き始める。


「大したことないけど…俺はちゃんと桃に教えてます!!」

俺は声を張り上げて、嗣成さんに返す。



「クッ…何…マジになってんのか・・・和也は向きなるから面白い…」


俺の嫉妬を馬鹿にして高笑いする嗣成さん。



< 161 / 203 >

この作品をシェア

pagetop