跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~
ー桃sideー
休みがちな和也。
3月に大きな華道展があるらしく、その準備で忙しいと柏木さんは言っていたけど。
このまま、辞めちゃうのかな?
黄田川さんも心配していた。
「!?」
エントランスに入ってきたのは、何と嗣成…さん?
柏木さんも氷見流本家の家元だと気づいた。
「こんにちは…桃さん」
受付席に座る私に声を掛けて来た。
「少し時間あるかな?」
「え、あ…」
私は柏木さんの方をチラリと見つめる。
「氷見流本家の家元の氷見嗣成様ですよね。私は柏木季実子。門下生の一人原田先生の元で日々精進している研究生です」
「へぇ~っ。ウチの研究生か・・・原田先生はよく知ってるよ…。ねぇ、この子少し、借りていい?」
「あ、はい」
柏木さんは愛想よく、嗣成さんに返す。
3月に大きな華道展があるらしく、その準備で忙しいと柏木さんは言っていたけど。
このまま、辞めちゃうのかな?
黄田川さんも心配していた。
「!?」
エントランスに入ってきたのは、何と嗣成…さん?
柏木さんも氷見流本家の家元だと気づいた。
「こんにちは…桃さん」
受付席に座る私に声を掛けて来た。
「少し時間あるかな?」
「え、あ…」
私は柏木さんの方をチラリと見つめる。
「氷見流本家の家元の氷見嗣成様ですよね。私は柏木季実子。門下生の一人原田先生の元で日々精進している研究生です」
「へぇ~っ。ウチの研究生か・・・原田先生はよく知ってるよ…。ねぇ、この子少し、借りていい?」
「あ、はい」
柏木さんは愛想よく、嗣成さんに返す。