跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~
俺は桃に自分の作品を最初に見て欲しくて、必死に最後の仕上げに入った。
俺が選んだ桃の花は赤や白、絞り花を付ける枝垂れ桃。
源平合戦のように三色が乱れ咲くコトから源平枝垂れ桃とも言われている。
「見事な…桃のトンネルだ…」
最終的なチェックは智成様に委ねた。
「自然の曲線を生かし、会場のエントランスを飾るには相応しい出来だな…」
「ありがとうございます!」
「お前…この『枝垂れ桃』の花言葉を知って使用したのか?」
「え、あ…はい」
そこを言われると、俺はテレ臭くなる…
「…キザだなっ。和也」
「ははっ」
俺は頬を赤くしながら、笑って、誤魔化した。
俺が選んだ桃の花は赤や白、絞り花を付ける枝垂れ桃。
源平合戦のように三色が乱れ咲くコトから源平枝垂れ桃とも言われている。
「見事な…桃のトンネルだ…」
最終的なチェックは智成様に委ねた。
「自然の曲線を生かし、会場のエントランスを飾るには相応しい出来だな…」
「ありがとうございます!」
「お前…この『枝垂れ桃』の花言葉を知って使用したのか?」
「え、あ…はい」
そこを言われると、俺はテレ臭くなる…
「…キザだなっ。和也」
「ははっ」
俺は頬を赤くしながら、笑って、誤魔化した。