跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~
「交際してる相手がいるのか?」



「・・・」
居ると言えば、父さんはその縁談断ってくれるのだろうか?



「どうなんだ?」


父さんは黙ってる俺に鋭い視線を向けてくる。



「います・・・」



「そうか…いるのか…なら、今度の日曜日、この邸宅に連れて来なさい!」



「え、いや…それは・・・」



「できないのか…なら、その相手はお前に本気ではないようだな。観念して見合いしろ…」



昔から、人の都合など考えない暴君だったけど。その暴君ぶりは今も健在。



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