跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~
「急に父親に縁談をすすめられて、困っています。助けてください…父さんに会って頂くだけでいいんです!」



「緑川さんの実家に行くんですか?」


「まぁ…そうなんですけど」



緑川さんもまいったようにこめかみを掻いていた。



「バレないですか?」



「今まで俺は全てを諦めて来ました…でも、結婚だけは父さんの言われるままにするのは嫌で…迷惑掛けませんから…お願いします…」


緑川さんは私に頭を深く下げた。



蒼井さんから救ってくれたし…



「わかりました」



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