跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~
「バイバイ…桃」


私が車から出た途端、和也もドアを開けて手を振る。


「バイバイ…」


「待って…桃」


別れが惜しいのか和也が私に近づいてきた。



「桃…」


和也は切なげ私をに呼ぶ。



「桃…」


チュッと軽く唇にキス。


誰かが見てたらどうするの?


「あれっ?ねぇちゃん!?」


弟の塁(ルイ)にキスを目撃された。



< 78 / 203 >

この作品をシェア

pagetop