跡目の花嫁さん～家元若旦那の極上のキス～

＊　＊　＊


「・・・初めまして…緑川和也です」


仕事から戻ってきたお父さん。

突然の新しい彼氏の訪問に面を食らった。



「もしかしたら、二人…結婚するんですって…」


「！？結婚？」

「そのつもりで、今日…俺の両親に桃さんを紹介しました…桃さんの両親にもキチンと挨拶に伺うつもりでしたが…何だか…流れで…お邪魔して…ご挨拶は後日…ちゃんと伺いますので…今日は…」



「君は桃と本当に結婚する意思があるのか？」



「はい、あります！桃さんをお嬢様を俺にください…」



お父さんの高圧的な態度にも怯まず、和也は堂々と言い切った。




和也…男なのに美人な顔、でも、中身は男らしい。


いつでも、ギャップを感じさせてくれる相手だ…