美女がダサ男に恋をした!?
「か…河田!」
初めて、自分で河田を呼んだ。
クラス中がこっちを振り向き、そして次に河田を見て怪訝な表情。
河田はクラスの一番窓際の席で本を読んでいた。
「は、はい…何ですか?」
「あっ…あのさぁ、あのー」
頑張れ!
頑張れあたし!
こんなジャガイモが動いてますみたいな奴に緊張してどうする!?
そう…コイツはジャガイモ!
よく肥えたジャガイモ!!!収穫間近のジャガイモ!!!
「きっ…今日
一緒に帰らない?」
言えたぁー!!!!
「い…一緒に…ですか?」
「う…う、うん」
い…嫌かな?嫌なの?嫌じゃないよね?こんな絶世の美女と帰るのが嫌とか言ったらコイツ殺す絶対殺す「い…いいですよ」
え!!
「ほ…ほんと?」
「は…はい…僕なんかでよかったら!!」
よっしゃぁあああー!!!!!