美女がダサ男に恋をした!?
校内一の美少女と自他共に認めるあたし。
昔から男に不自由なんてしたことなかった。
何にもしなくてもむこうからやってきた。
そしてあたしは、あたしに言い寄る男たちの中から、顔がいいのを選りすぐって付き合っていた。
だって一緒にいる分に顔がいいのに越したことないし、見てくれだっていい。
正直、相手に好きだなんて感情を抱いたことはない。
顔がよければ付き合った。
それは向こうも同じこと。
あたしと一回だって喋ったことない男子が、“好きなんだ”なんて甘い言葉を囁きながらやってくる。
なわけないだろうがバカもん!!!
あたしはその男にとって、ただのアクセサリーみたいなもので。
でも、それで充分だと思ってた。
そこに“恋”なんて感情はなくても、別にそれはそれで、いい暇潰しくらいにはなった。
たまに束縛とかしてくる奴がいて、それはマジだるかったけど。