大好きなんてゆわない。
言われるがままに助手席に
乗り込んだ。
無言のまま動き出した。
着いたところはあたしの
住んでる寮。
「なんでわかった?」
そう訪ねると
「は?」
そう返された。
返すのが面倒でそれ以上
聞かなかった。
車を降り向かった先は
あたしの部屋…ではなく
その左隣の部屋
「こっ」
ガチャ
"こっち"
そういいかけたと同時に
その扉は尚己の手によって
開けられた。
???!?!
わけわかんねぇ
「夜な夜な違う男と
寝てんぢゃねーよ、淫乱」
そういってフッと笑い
部屋に入っていった