†蝶鬼鈴Ⅱ†
in屯所
「おいおい、静乃ちゃんは助かるのか?」
「新八。ふざけたこと、言うんじゃねえ。助かるに決まってる。」
あれから、屯所に運んだ後。
山崎さんや、医療班によって治療が始まっていた。
普段なら、あれほどの深手をおえば、屯所内に悲鳴が響くが…
気を失っているのか、悲鳴どころか、虫の鳴き声しか聞こえなかった。
「佐之、そろそろ土方さん達も帰ってくるんじゃ…」
「ああ。手伝いにいくか。」