†蝶鬼鈴Ⅱ†


しばらく、屯所に2人の声が響くと再び静かな夜になった。


「……総司!」


「あ。どうかしたたの?」

2人が門へ行くと、丁度そこには、数人が帰ってきていた。

総司の後ろには、今にも倒れそうな、間者が数人立たされていた


「いや………。手伝う」



2人は、気が狂うかのように、帰ってくると思っていたが、案外総司は冷静だった。



羽織は元の水色の、面影が無いように赤い血で染まっていた。







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