†蝶鬼鈴Ⅱ†


そう、私に救いの手を伸ばしてくれたのは、真人さんだった。


蓮って奴とは違って、穏やかな優しそうな感じ。



「別に俺は…っ!」


何か言いたそうだったけど、途中で止めてしまった。



「お腹でも空きましたか?」


『えっ……ぁ、はい。』

「では、こちらに。」


やっぱり、優しい人だ。

ここにいる人達は、皆個性的だな~。



立花遼って人は、かなりの俺様だし。


蓮って奴は、怖いし。
何かうざい。



でも、真人さんは
とっても優しい人だ!



って、そう言えば。あの人の姿がないなぁ…。






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