†蝶鬼鈴Ⅱ†



その隊長も、いつもは土方さん。


だが、今は総司だった。


「なあ、土方さん。あのままでいのか?」


「何だ?新八、お前が代わりにやるか?」


土方さんは、ニヤっと笑いながら新八に言いかえした。


何かを悟ったのか、新八もびくっと体を震るわす。



「勘弁して下さいよ…。今あいつに近寄っただけで、睨み殺されそうだっていうのに。」



そうだな。と土方さんは、目線を横に向けた。





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