†蝶鬼鈴Ⅱ†


そのまま、誰も止めないまま悲鳴と苦痛の叫びが響き渡った。



静乃の治療にあたってから、かなりの時が過ぎたころ…

「土方さん。山崎です」


「ああ。入れ」

結局、誰も寝ないまま一つの部屋に集まっていた。



「っ、どうだった…」

戸惑いを感じる声が静かに響きわたる。


待ってましたとばかりに、誰もが腰を持ちあげながら耳をすます




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