†蝶鬼鈴Ⅱ†
「立花さんのことですか。あの人なら、自分の部屋にいると思いますよ。」
どうしよ…。
今行ったら、邪魔かな。
「何かご用事ですか?」
『は…い。』
真人さんは、私がそう言うとスタスタと歩き始めた。
案内してくれるのかな?
よく分かんないけど、付いててってみよ!
しばらく、後を歩いていると。
さっき私が、覗いていた部屋の前まできた。
あれ?
もしかして、ここがその部屋だったのかな。
「こちらになります。」
『あっ、ありがとうございます。』