†蝶鬼鈴Ⅱ†
そう言うと、どこかに行ってしまった。
なんか、急に緊張してきた…。
でも、今いないでいつ行く!
そう決心して、戸を叩いた。
「はい。」
『ぁ、あの。静乃です。』
緊張して、声。
思いっきり裏声っちゃったし。
最悪だぁ……。
「入れ。」
意外にも、すんなり入れてもらえた。
恐る恐る、開ける。
そこには、堂々と椅子に座るあの人の姿があった。
座り方まで、俺様だ…、
「おい。何をしている。さっさと入れ」
『はい……。』
戸を閉め、前まできた。