†蝶鬼鈴Ⅱ†


「どうした。」

『昨日…のこと。』


あの話は本当なんだろうけど。

いまいち、自分の中で整理がつかない。


「そのことか。事実だと言ったであろう。それと、前も言ったが。お前は俺の妹だ。」


ドクン

その言葉に、私の中がざわめく。


嘘を言っているようには見えない。

でも…私には……。



「話しすぎたな。まぁ仕方ない、時期。全て思い出すだろう。」


どういうこと…。

私の知らない、記憶が思い出すってことなの。


確かに、私には小さなころの記憶が全くない。


それと関係があるのかな。

考えれば考えるほど、頭が混乱する。





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