†蝶鬼鈴Ⅱ†
再会
「あんた、買い出し行ってきて。」
『はい。』
私は、今。
島原の裏で働いている。
主に、雑用とか買い出し。
あれから次の日、私は朝早くあの屋敷を出た。
新撰組には戻らず、一から始めることにした。
確かに、迷った。
でも、私には勇気がない。
だから、こんな方法しか選ぶことが出来なかったんだ。
買い出しの時も、なるべく新撰組の人会わないように注意をして出歩く。
会ってしまったら、決心が揺るんでしまうと思ったから。