†蝶鬼鈴Ⅱ†
「あいつは………」
その言葉にその場にいる誰もが息を飲んだ。
信じられない気持ちを抑えながら、沈黙が続いた。
“あいつは……人間などではない。”
そう新撰組の心にへと、つきささった。
困惑した空気が辺りをおおう。
「な、何言ってるのさ。」
「落ち着けっ!総司」
今にも飛びかかりそうな沖田さんを原田さんが押さえこむ。
「なら、何だって言うんだよ。あんたも、人間じゃ無いんだろ?」
そう、
冷静さを保っている原田さんが聞く。