†蝶鬼鈴Ⅱ†
翌日
私は、またあの再開した場所へと足を運んだ。
正直、行くか迷った。
でもここで行かなかったら。
ずっと引きずってしまう気がする。
しかも、土方さんのことだから、行かなかったら果てまで追っかけてきそうだし。
その場に着くと、もう土方さんはいた。
今日は、羽織りを着てないから巡察では無いのが分かる。
「よし。付いてこい。」
そう言うと、私が返事をする前に、歩き出してしまった。
私がまるで必ず来ると自信があったのか、堂々と歩いていた。