†蝶鬼鈴Ⅱ†


「あぁ。我等は鬼の一族。」

「…ぉ……鬼?」


空想の生き物だと思っていたのが、今目の前にいるのかと

誰もが疑いの目を男に向けた。


「じゃあいつも……」

見るからにして、嘘をついているようには全く見えない。



しかし、信じがたいものだった。

「分かったか。貴様らが立ち入る場所など何処にもないのだ。」


そう、言い切る。

隊長たちは、急にたくさんの驚くべきことを知り頭が混乱していた。






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