†蝶鬼鈴Ⅱ†


確かに、その次の日から様子がおかしかったような気もしたが。


土方さんのことだし、正直どうでもよかった。



誰にも会わない廊下を、スタスタ歩いていく。

僕の足音しかしない夜は、とても不気味だった。


ふと思うと、
静乃ちゃんの笑顔を浮かぶ。

いったい、いつからなのかな?

君をこんなに気になってしまったのは……



もう、自分の知らぬまに君色に染まっていたのかもしれない……。








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