†蝶鬼鈴Ⅱ†
「でも!!静乃ちゃんがどんな存在であろうとも。彼女は僕たちの…仲間だ!!」
そう、沖田さんが吹っ切れたように叫ぶ。
それにつられて、
他の人も一気に顔をあげた。
「総司のやろー。1人でカッコ付けやがって。」
「あぁ。全くだ。」
あちらこちらから、声があがる。
「分からん奴らだ。」
とため息をはく。
「食い殺されるぞ。」
そう最後に一言いって、暗闇の中へと消えて行った。
まるで、そこにいたかも分からなくなるように。
男は姿を消した。