†蝶鬼鈴Ⅱ†


この人がいなかったら、私は今。どうしていたか分からない。

感謝してもしきれない。


私もそのまま、仕事場に戻った。


「………また?」

「そうなのよ。本当、やんなっちゃう!」


ん?
何だろう…何かあったのかな?


仕事場に着くと、2人の女性が話しているのが見えた。


『あの…どうしたんですか?』


「ああ。何かね、例の男が来たらしいのよ。」

例の男?

誰のことだろう……



「それで、また相手になった子が辞めちゃってね。」






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