†蝶鬼鈴Ⅱ†


何やら、家の事情らしい。

しばらくすると、仁子さんが走ってきた。



「待たせてごめんなさいね?」

後ろには、知らない女の人がいた。


なんの集まり?

『私たちを集めたり何かして、どうしたんですか?』



女の人は事情を知っているらしく、特に関心を持ってなかった。



「それはね……。今日だけ芸子をやって欲しいの!!」


……………………はい?


芸子…。

ってあの芸子だよね!!!



いやいやいや、無理っ!






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