†蝶鬼鈴Ⅱ†



皆が寝静まったら、こっそり出ていこう。


正直、黙って出ていくのには気が引ける…


でも、優しい言葉をかけられたら私は気が揺るんでしまう。




とりあえず、お世話になった人、一人一人に手紙を書くことにした。




「今日位は、皆のお手伝いしなきゃな!」


そう気持ちを入れ替え、私は部屋を出た。




辺りはもう暗く、騒がしい。





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