†蝶鬼鈴Ⅱ†


「あんたらに会ったのは、必然。どうやら、今来た奴らは気付いてたらしいね」



偶然じゃないってこと?

ってことは……



「まぁ。今さら気付いたってもう、遅いけどね。」



紗枝は、クスッと笑うと、再び私に向かってきた。



ドクン…ドクン…


逃げなきゃ!
しかし、彼女はそのまま通りすぎた。




言葉を残して…










“裏切ったのは、彼奴らじゃない。静乃………あんただよ”







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