†蝶鬼鈴Ⅱ†


男への拒絶は、まだあるのか近づくことは、出来ない。


今私の頭の中には、混乱と恐怖しかなかった




とりあえず、ここを出なきゃ。


私は、やっと動いた足を前へと踏み出した。





「オラァ!!!!」

「ぅわあーっ!」



足を運ぶに連れて、先程まで聞こえなかった声があちらこちらから聞こえる。


それは、痛々しいものだった



私は、ひたすら足を進めた。





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